角度を変えられるヘッド ゴルフの科学

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最近流行りの角度を変えられるヘッドについてお話しましょう。同じヘッドでもネジで調整する事で高弾道になったり低弾道になったり、スライス系の弾道からフック系の弾道になったりというあれです。

まず概念的に説明をします。一般的なヘッドでは単純にはヘッドとシャフトの2部品からできていますが、角度を変えられるヘッドの場合にはヘッド、シャフト、Al材、ネジの4部品でできています。ここでいう”Al材”が角度を変えるための重要なパーツで、多くがアルミ二ウム(Al)でできているのでこう名前をつけました。

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Al材には中心軸より1度から2度の傾きを持った穴が開いています。シャフトはこのAl材の穴で接着されています。Al材とヘッドは接着ではなくソールにある穴を通してネジで固定されます。

このAl材を回転させて(右の図)固定することによってロフト角やライ角、フェース向きなどを変える事ができるのです。YUJI GOLFで昔から行っている斜め組み付けと原理的には同じです。

角度の調整幅はAl材の穴の傾きの2倍になるので2度~4度にもなります。以前T○社のr○で始まった重りの調整に比べればはるかに大きい調整幅と言えるでしょう。ロフトが3度変わればかなりその変化を体感できると思います。

ただ問題点があります

1)Al材とヘッドはネジのみで固定されていてネジの強度のみでもっているので、ネジが壊れれば使えなくなる。

2)Al材の長さが足りないあるいはネックが短いモデルが多いのでシャフト折れの可能性が高い。

3)Al材が小さい(細い)ためシャフト交換が困難。

実際に先日日本人お客様のTさんが持ってきたものはネジが壊れて使えなくなっていました。しかたないのでニュートラルの状態を再現してネジとAl材ごと接着しました。また壊れなければよいが……(心配)。

他に注意点と言えば

1)ロフトを大きくすると必ずフックフェースになる(逆も同じ)。

それがいやな場合はソールを浮かせて構えると違和感は多少減る。

ロフトを大きくしてフェース向きをオープンにという調整は不可能です。

2)ライ角をたとえ2度変えてもその効果は疑問。

ロフト11度でライ角を2度変えた場合の方向角の変化は0.4度(当社TECHBASEによる)。

これは200m先での1.4mに相当。これで効果はあるか?カタログ広告は大いに怪しいです。

3)しょっちゅう調整をする人はリブ(バックライン)付きのグリップを使いにくい。

調整をするたびにグリップを入れ替えなくてはなりません。これは面倒。

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