右も左も○○○だらけ

「river valleyのお店にいったけど空っぽになっていてびっくりしました。」というローカルのWさん。アイアンを持ってきて「グリップ換えて」との事。細いグリップをご希望で35グラムの女性用グリップを選択。番手を見ると#3,5,6,7,9,10の6本。「あれ?4と8は?」「これしか使わないんで、いいんです」そんなもんかな。4と8がかわいそうです。

シンガポール クラブフィッティング



シンガポール クラブフィッティング

ヘッドを見るとあきらかなホンマの模造品、シャフトもグリップも模造品でした。

という事で今回はこわ~~いコピー品のお話です。

昔コピー品といえばゴルフに限らず台湾か香港製と決まっていましたが、今ではすっかり中国が圧倒していますね。彼らにはコピーが犯罪だという意識はほとんどなく、明るくコピー品を楽しんでいるように見えます。困ったものです。

ではゴルフ業界に限ったお話をしましょう。


まず中国人の のし上がり方について

中国人はまずスタッフとして会社に入りノウハウを勉強します。ある程度知識と資金を準備できたらすかさず独立して社長になります。これが王道です。会社ができたら幹部を親族で固めます。親族以外は何年働いてもあまり出世できませんし、このシステムで秘密を守るわけです。このようにして小さな会社が乱立する事になります。新会社ではまだお客がありません。そこでまずは裏道で注文を受け、コピー品の製造から始めます。ここで暗躍するのがゴルフのブローカーたちです。おもに日本とアメリカから注文をうけて工場に発注し、(納期や品質を管理し)出荷まで請け負うのが彼らの仕事です。もちろん正規品のみを扱うブローカーもたくさんいます。そこでブローカー達にある程度の力を認められると、少しずつ正規品の注文が入るようになります。正規品で経営が成り立つようになるとある時点でコピー品をすっぱりやめます(やめないところもたくさんある)。これで一人前というわけです。私はゴルフ業界しか知りませんが、他の業界も似たり寄ったりでしょう。

ということはコピー専用の工場がたくさんあるわけですね。私もいろいろ見てきていますが、おもしろいのは内部を見せたがらないところと平気で見せるところがあることです。ラインには結構新しいモデルのコピー品が並んでいます。中にはフェース側がA社、バック側がB社というのもあります。彼らにはオリジナルでデザインする力は無いのですね。注文を受け注文通りに作るのはどこの社長も「任せなさい」(本当かよ)ばっかり。いやあとでがっかりというのが普通ですが……。ブローカーからの注文書も見た事があります。有名ブランドのT社のアイアンを100セットと堂々と書いてあります。またニューモデルの写真を送ってこれを作って!という笑える注文もあります。そこには何のスペックも書いてありません。それでもそれなりに作るのが彼らのすごいところです。

一方、正規品のみを扱っている工場からも製品が流出する事があります。一番荒っぽいのは運送中の車ごと盗む手口。コピー品ではなく正規品もこうして裏で市場に出回ることになります。

工場では盗難防止で出口検査を行います(スタッフが盗むケースが多いのです)が、いろんな手があります。ごみに混ぜて持ち出したり、塀の外に投げる手口もあります。また完成品ではなく半製品を盗んでコピー工場に持ち込む手口もあります。恐れ入ります。また正規品のヘッドはコピーのシャフトがついて市場にでます。普通ヘッドだけでは売りませんものね。と思えば、あります、ヘッドを売っている場合もあります。5年前くらいから非常に増えたのが、コピーのドライバーヘッド(そのほとんどがT社)を持ってきてシャフトをつけて下さい。というパターン。シンガポーリアンも中国から買ってくるのです。これは立派な犯罪です。良い子はまねしないようにしましょう。

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