重心深度 ゴルフの科学

重心深度が深いと方向性がよいと言われます。どうしてそうなるのかを今回は考察してみたいと思います。スイートスポット(芯)からd離れて球を打った場合について、重心深度が浅い(重心1)場合と重心深度が深い(重心2)場合を重ねて図にしました。球がヘッドを押す力をf、重心深度の大きさをx1、x2として、それぞれどんな力が働くかを考えます。図のθ1,θ2は三角関数を使って式①、式②のように表現できます。まずf(赤)をf1(緑)と緑の点線の力に分解します。

fとf1のなす角はθ1なのでf1の大きさは式③の通り、f2も同様に式④のようになります。YUJI GOLFのTECH BASEではこの計算を簡単に行う事ができます。では重心1がフェースから5ミリ、重心2がフェースから35ミリ、打点のズレが10ミリの場合で実際に計算してみましょう。すると
~~~~   f1 = f x 0.894  f2 = f x 0.275  ~~~~
となります。重心2の方がはるかに小さいですね。
「重心深度が深い」⇔「ヘッドを回そうとする力が小さい」⇔「方向性が良い」
という事ですね。これは芯を外した時の話で芯で打ったとき(d=0)には全く違いはありません。

重心深度 ゴルフの科学


またここでf1x(うでの長さ緑実線)からモーメントを計算しても意味がありません。このモーメントとf2x(うでの長さ青の実線)はfxdと全く同じになります。

重心深度が深いと球が上がりやすいともいわれますがどうでしょうか?重心深度が深いと重心がシャフト軸から遠くなり、重心に遠心力がかかるとロフトが増える方向にシャフトがたわむので球が上がりやすいという事だと思います。どれだけ違うのかはさておき一応正解でしょう。

重心深度が深いとバックスピンが増えるともいわれますがいかがでしょうか?重心深度が深いとフェース上の重心位置が上にいくので重心の下で打つ機会が増えて重心の下でうつとバックスピンが増えるという事でしょうか?これはヘッドのデザイン次第だと思います。ちょっと賛成できませんね。

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