ギア効果 ゴルフの科学

ウッドヘッドのフェースはアイアンと違って平らではなく丸まっています。ドライバーで測ってみると平均で12インチ~14インチ位のラウンドがついています。12インチのラウンドというのは半径12インチの円と同じ丸みがついているという事です。
図の右側をみて下さい。昔のドライバーヘッドは細長で平なフェースをしていました。するとトウ側に当たったボールはフックしてヒール側に当たるとスライスするのが経験的にわかってきました。何が起こっているかといえば左の図にある通りです。この現象をギア効果と言います。このギア効果をおさえてもっとまっすぐに飛びやすいようにフェースのトウ側とヒール側を削るようになって、今のような丸いフェースが出来上がっていったのです。ゴルフは500年以上前からやられていますが100年から150年前くらいには今のような丸いフェースになっていたようです。この水平方向の丸みをバルジといいます。

じつはウッドヘッドの場合上下方向にも丸みがつけられて、これをロールといいます。フェースの薄いフェアウエーウッドではロールは必要ないと思いますが、ドライバーのようにフェースが大きくなり重心深度が深くなると、上下の打点のズレがギア効果によってスピンに影響を与えます。すなわち上で打つとバックスピンが少なくなり下で打つとバックスピンが増えるのです。これを適正化する役目を果たしているのですね。もう一つはフェースを丸くした方が強度上有利だという事もあります。

バルジとロールでスピンを適正化するといってもスピンのかかりかたには個人差があります。するとAさんとBさんのフェースの丸みは違っていた方がよい可能性がありますね。これは今後の開発ネタになるかも知れません。

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